2023.06.27 03:02当事務所の報酬見積りの立て方だいぶ久しぶりの更新になります。3月までにいったんすべてのご依頼を完遂し、終わったあとすぐに怒涛の依頼ラッシュがありまして、ようやく落ち着いてきたところです。依頼の大半は遺言・相続でしたが、法人設立や創業支援、資金調達の依頼もありました。当職が行政書士業を始めてこれまで、定型の安易な依頼というのは全くありません。それどころか、ひとつの分野での初受任が毎回非常に稀な難解なケースばかりです。もはやそういった運命にあるものだと認識し始めています。現在お受けしている任務ももうすぐ完了する一件を除けば、完遂できるのか不安があるくらいに難しい案件です。そして、ここ3か月の間に相談のみで受任しなかった案件も少なからずあります。それらを受任しなかった理由は「行政書士業...
2021.11.15 16:33近況報告と今後の展望日曜に令和三年度の行政書士試験がありましたね。去年の試験が果たしてまぐれだったのか、知りたいところです。22日には今年の試験問題が公表されるようなのでやってみましょうか。ずっとブログを更新できずにいましたので、近況報告です。最近は企業法務(法人設立・新事業展開・事業承継・M&Aなど)のことばかり。そして、それとは別に相続のお仕事をしていて思うところもあります。空き家問題なども気になるところではありますが、なかなか解決が難しい問題です。後見人制度について、信託について、勉強は尽きません・・・実務を始めると試験勉強以上に細かく、広く、深く学ばないと追い付きません。法律そのものの勉強は予備試験受験以降全くしていない感じですね。でもまずは生活を立て直し...
2021.10.19 16:27出口戦略と遺言とか相続とかFIREとかもうすぐ今年度の行政書士試験ですね。受験生の方々は追い込みの時期なのかな?自分はこのあたりだと行政法を重点的に学習していたような気がします。つい最近、宅地建物取引士の試験もあったようです。少し前に先輩行政書士の先生からお呼び出しがありまして、その時に行政書士の専業では生計を立てるのは大変だから何か他の資格と組み合わせるといいと忠告されました。そして同時にオススメされたのが宅地建物取引士だったりします。個人的にはあまり不動産には興味が無くて、取得した場合の組み合わせ方も見えてきません。行政書士として何をしていくのか、それが明確になっていないと無闇にWライセンスを取得しても活用できないんじゃないですかね。まぁ、行政書士資格の場合は後に取った方をメインに行政...
2021.10.01 15:56行政書士の活用法行政書士の仕事というと何を思い浮かべますか?車庫証明?建設業許可?登記は違いますよ、司法書士の仕事です。具体的にはよくわらかないですよね。よくわからなくて普通です、本当に一般的に知られていないんです。正直、行政書士として仕事をしていても説明は困難です。行政書士のやっていい仕事は前回の記事にもありますが、他士業の独占業務や特定の資格の必要な仕事、許認可の必要な仕事以外です。そう言っちゃうと、何でも屋みたいなものみたいに感じますが、実際にそうです。許認可の不要な仕事は基本的に開業届けなどの手続きさえしていれば誰でもできます。例えばライター、プランナー、アドバイザー、コンサルタント、シンガー、ソングライター、アクター、デザイナー、プログラマー、ユーチューバー...
2021.09.29 18:46行政書士という資格登録から早4カ月、未だにこそばゆい先生という呼ばれ方。そして実感するのは行政書士という資格の一般的な認識。とにかく司法書士との混同が激しく、よく登記について質問を受けます。司法書士の仕事は登記、供託、後見人、そして訴訟物が140万円以下の訴訟の代理人など。主に法務局の手続きで、裁判所に提出する書類の作成もあったかと記憶しています。行政書士の仕事は・・・かなりわかりにくく説明が難しいです。行政書士法に明記されているのは「官公署に提出する書類その他権利義務の実現又は事実証明に関するの書類の作成」(行政書士法第1条の2)です。そして上記の書類の作成であっても他の法律において制限されているものは除かれます。「他の法律」とは主に他士業において独占業務とされている...