2023.06.27 03:02当事務所の報酬見積りの立て方だいぶ久しぶりの更新になります。3月までにいったんすべてのご依頼を完遂し、終わったあとすぐに怒涛の依頼ラッシュがありまして、ようやく落ち着いてきたところです。依頼の大半は遺言・相続でしたが、法人設立や創業支援、資金調達の依頼もありました。当職が行政書士業を始めてこれまで、定型の安易な依頼というのは全くありません。それどころか、ひとつの分野での初受任が毎回非常に稀な難解なケースばかりです。もはやそういった運命にあるものだと認識し始めています。現在お受けしている任務ももうすぐ完了する一件を除けば、完遂できるのか不安があるくらいに難しい案件です。そして、ここ3か月の間に相談のみで受任しなかった案件も少なからずあります。それらを受任しなかった理由は「行政書士業...
2023.02.28 09:13相続したくない/させたくない不動産かなり久しぶりの投稿になります。ご無沙汰しておりました、渡部です。昨年前半は事業復活支援金の手続きに、後半は遺言・相続・生前対策関連の業務に携わっておりました。遺言・相続・生前対策などの相談中で特にお困りの方が多いと感じられたのが「空き家・空き地」に関することです。・被相続人の逝去によって空き家になった・自己が世を去った後に空き家になる・過去の相続手続きで抜け落ちて名義が残っている・共有者や相続人の判断能力が欠けている・長年の放置によって相続人が数十人になっているまた、相続財産に不動産が含まれている場合、相続放棄するとどうなるのかという質問も多いです。先に列挙したようなケースの場合は特にその確率が高いです。なので、ここに「相続放棄すると相続財産中の不動...
2021.10.21 18:59相続について、詳しく(長文)相続の手続きの流れを復習がてらさらってみる。病院内で死亡した場合、医師によって死亡を確認され、死亡時刻が記録されます。その後、医師によって死亡診断書が作成されます。入院中の場合や救急搬送された場合が想定できますね。医師の手によって、その死亡診断書に死因が記載され、行政への届出を経て戸籍の記録上も死亡となります。死亡したのが病院外であった場合、一旦病院に搬送され医師によって死体検案書が作成されます。事件性が高いと認められる場合には検察関係から遺体を調べられることもあります。状況次第で死因の特定のために検査や解剖がされることがあり、というか大抵されます。また、事件性の有無の確認のために司法解剖されることもあります。遺族としては愛する故人の遺体が解剖されるの...
2021.10.11 14:12空き家バンクと田舎暮らし本日は毎月2回行っている米沢市役所での無料相談会でした。無料相談会なので純粋に無料で色々なご相談を受けています。行政書士として回答できる範囲であれば回答し、業際を超える範囲の場合はどんなところに相談すべきかを案内しています。相談の多くは遺言・相続なんですが、中には相隣関係と言われるご近所トラブルであったり、不動産登記の相談だったり、実際の状況と登記簿上の記載のズレに対する相談など色々な相談が来ます。ご近所トラブルは基本的に弁護士、登記は司法書士、測量や筆界特定は土地家屋調査士や裁判所の管轄です。そして最近目立って多いと感じるのが空き家問題ですね。空き家問題もやはり、行政書士一人で解決できる問題ではありません。現在の高齢化社会日本には、持ち主が亡くなった...