2024.05.20 15:31久しぶりの近況報告前回ブログを更新してから結構な日数が経過いたしました。相変わらず元気に活動してはいますが、2022年から山形県行政書士会の暴力団等排除推進委員となり、2023年からは山形県行政書士会米沢支部の庶務幹事、山形県行政書士会の任意団体「企業法務ワーキンググループ(現在は事業者支援ワーキンググループと改称しています。)」の代表、米沢市の「空き地空き家対策協議会」の協議員(行政書士代表)となり、なかなかブログの記事を書く時間が取れずにいました。方々からご期待いただいて色々な役目を仰せつかるのは身に余る光栄ではありますが、弱卒の身な上に一人で業務を行っていることもあり、依頼者にご迷惑を掛けないように尽力するのがやっとであります。現在はどうにか生活水準を維持できてい...
2023.09.13 18:15相続財産が把握できない!という方のために「書いておかないといけない」そう感じましたので書き残しておきます。ここしばらくは法人設立、新規事業展開支援、資金調達、事業計画書策定、各種契約書等の作成など事業者支援をしています。しかし、最も多い相談、受任案件は相変わらず「相続手続き」です。そして、ここ最近の相続・受任案件は「金融資産を預けている金融機関が不明」というものが目立ちます。金融取引のオンライン化、ペーパーレス化、そして個人端末のブラックボックス化の悪影響と言えるでしょう。ネットバンキングは手数料も安く、時間や場所に縛られずに迅速な取引ができるのでとても便利です。更に、端末やPCのアプリで管理・操作できるためにデジタルが得意な方や先進的な方ほど利用率が高いです。何が問題であるかというと、デジ...
2023.02.28 09:13相続したくない/させたくない不動産かなり久しぶりの投稿になります。ご無沙汰しておりました、渡部です。昨年前半は事業復活支援金の手続きに、後半は遺言・相続・生前対策関連の業務に携わっておりました。遺言・相続・生前対策などの相談中で特にお困りの方が多いと感じられたのが「空き家・空き地」に関することです。・被相続人の逝去によって空き家になった・自己が世を去った後に空き家になる・過去の相続手続きで抜け落ちて名義が残っている・共有者や相続人の判断能力が欠けている・長年の放置によって相続人が数十人になっているまた、相続財産に不動産が含まれている場合、相続放棄するとどうなるのかという質問も多いです。先に列挙したようなケースの場合は特にその確率が高いです。なので、ここに「相続放棄すると相続財産中の不動...
2022.11.25 02:502022年を振り返ってみてもう今年も残すところ1か月ちょっとですね。お久しぶりです、相変わらずたまに更新する程度です。今年の前半はひたすら事業復活支援金の手続きをしていました。おかげさまでなかなか営業していく状況にない中で多くの事業者の皆さんとお会いすることができました。そこから若干ですが相談などもありました。5月にはまた司法試験予備試験を受験してきましたが、事業復活支援金で忙しくて無勉で受験しました。その状況で何点取れるのかも興味があったのですが、法律問題だけで昨年はちょうど6割の正答率だったのが今年は4割しか取れませんでした。来年の予備試験は実施時期が2か月程度ズレますのでまだ時間がありますが果たして勉強できるのか、また受験するのか未定です。勉強のモティベーション維持が最大...
2021.11.26 19:20事業承継問題に取り組む開業前から興味のあった分野、事業承継。そこそこの期間、そこそこの量を勉強・研究してきました。山形県行政書士会の企業法務研究会で講師として研修会も開催しています。しかし、行政書士が事業承継に携わるのはなかなかに難しいものがあります。その理由の一つは事業承継は弁護士・公認会計士・税理士・中小企業診断士の4士業が専門家とみなされ、国もそれらの専門家に問題対応を要請していること。経営革新等支援機関の認定というのがありますが、上記専門家4士業はその資格のみで認定を受けることができます。その認定を受けると経営承継円滑化法の申請、事業承継補助金の専門家費用の対象専門家、事業引継ぎセンターからの専門家派遣の依頼を受けることができるなどの特典があります。事業再構築補助金...
2021.10.21 18:59相続について、詳しく(長文)相続の手続きの流れを復習がてらさらってみる。病院内で死亡した場合、医師によって死亡を確認され、死亡時刻が記録されます。その後、医師によって死亡診断書が作成されます。入院中の場合や救急搬送された場合が想定できますね。医師の手によって、その死亡診断書に死因が記載され、行政への届出を経て戸籍の記録上も死亡となります。死亡したのが病院外であった場合、一旦病院に搬送され医師によって死体検案書が作成されます。事件性が高いと認められる場合には検察関係から遺体を調べられることもあります。状況次第で死因の特定のために検査や解剖がされることがあり、というか大抵されます。また、事件性の有無の確認のために司法解剖されることもあります。遺族としては愛する故人の遺体が解剖されるの...
2021.10.19 16:27出口戦略と遺言とか相続とかFIREとかもうすぐ今年度の行政書士試験ですね。受験生の方々は追い込みの時期なのかな?自分はこのあたりだと行政法を重点的に学習していたような気がします。つい最近、宅地建物取引士の試験もあったようです。少し前に先輩行政書士の先生からお呼び出しがありまして、その時に行政書士の専業では生計を立てるのは大変だから何か他の資格と組み合わせるといいと忠告されました。そして同時にオススメされたのが宅地建物取引士だったりします。個人的にはあまり不動産には興味が無くて、取得した場合の組み合わせ方も見えてきません。行政書士として何をしていくのか、それが明確になっていないと無闇にWライセンスを取得しても活用できないんじゃないですかね。まぁ、行政書士資格の場合は後に取った方をメインに行政...
2021.10.11 14:12空き家バンクと田舎暮らし本日は毎月2回行っている米沢市役所での無料相談会でした。無料相談会なので純粋に無料で色々なご相談を受けています。行政書士として回答できる範囲であれば回答し、業際を超える範囲の場合はどんなところに相談すべきかを案内しています。相談の多くは遺言・相続なんですが、中には相隣関係と言われるご近所トラブルであったり、不動産登記の相談だったり、実際の状況と登記簿上の記載のズレに対する相談など色々な相談が来ます。ご近所トラブルは基本的に弁護士、登記は司法書士、測量や筆界特定は土地家屋調査士や裁判所の管轄です。そして最近目立って多いと感じるのが空き家問題ですね。空き家問題もやはり、行政書士一人で解決できる問題ではありません。現在の高齢化社会日本には、持ち主が亡くなった...