事業復活支援金申請の注意点(追記アリ)

現在、このHP及びブログを読まれている方は事業復活支援金の事前確認及び申請の支援を検討されている方がほとんどのようです。

事業復活支援金の申請が始まって約1カ月、色々な方の事前確認、申請サポートをさせて頂きました。

事務所の方へも相変わらずコンスタンスに事前確認の問い合わせがあり、相変わらず事前確認の引受先に困っていらっしゃる方々がいるものだと思っております。

山形県で開始した事業復活支援金の申請サポート事業も2週目に入り、徐々に予約が埋まって多忙な状況になっております。


前回は愚痴り気味に県のサポート事業の説明などを記載しましたが、今回は事業復活支援金の申請時の注意点などを思い出しながら書いておこうかと思います。


まずは、仮登録について。

仮登録時は電話番号とメールアドレスが必要になります。

この時に入力する電話番号はID取得のためのキーになります。

事前確認では申請に用いた電話番号と申請IDでスタートします。

仮登録の後に申請ID取得のためのメールを受信します。

このメール、ドコモのメールの場合、受信ドメインの指定をしないと受信できません。

ドコモのメールしかない場合はGメールを登録することをおすすめします。

申請IDを取得するときにログインIDとパスワードを登録します。

これらは任意のものでよく、既に登録された同じIDがある場合は登録できません。

その後、申請IDを取得すると事前確認を受けることになります。

ログインIDとパスワードは紙媒体にメモしておくことをおすすめします。


事前確認で必要なのは、

①本人確認のための身分証 ※免許証、マイナンバーカード、在留カードなど

②確定申告書、決算書1・2ページ ※2018年~2020年の3年分

③振り込んで欲しい口座の通帳

④事業に使用している口座の通帳 ※ネットバンクの場合は口座明細

⑤売上台帳 ※形式は問わず、現金出納帳などから拾い上げて新規に作成してもよい

⑥領収証、請求書、契約書など ※売上を証明できる帳票類で④又は⑤と照合できるもの

以上の書類と、売上が減少した事実と新型コロナ感染症の影響を受けた事実です。

これらを確認して申請要件を満たしていれば事前確認を受けられます。

事前確認を受けると確認IDが発番されますが特に重要ではありません


事前確認は申請者が本人かどうか、事業を行っているかどうか、書類が存在するのかしないのか、存在しない場合は合理的理由があるのかどうか、それらを確認することです。

給付されるかどうかは判断しませんし、できませんし、保証もできなければ、不給付と思われる申請であっても要件を満たしていれば事前確認を行います。


事前確認後の確認IDが発番されるとマイページにログインし、申請手続きを開始できます。

申請手続きの最初に「簡単申請」と「基本申請」の選択があり、最初の罠です。

一時支援金又は月次支援金の支給実績のある方で、その際の確認機関に簡略な事前確認を受けた申請希望者だけが「簡単申請」です。

にもかかわらず、簡単申請がデフォルトで更に申請ページの最上段にあってスマートフォンの画面外にあったりします。

ほとんどの方は「基本申請」で始まりますのでお間違いなく。

その後、各項目の入力と証拠書類等のアップロードをする作業です。

必要事項と必要書証を理解把握している場合で全てが揃っていれば申請は事前確認を含んでも120分程度あればできます。

しかし、大抵必要事項も書類も把握されていませんし、足りていないことが多いです。

なんらかの不備があると書類を用意したり作成したり取得したりと時間を要します。

適正に複式簿記を付けて青色申告を完璧にしていて全ての帳票などが揃っているなどの適正手続きを踏んでいる場合は問題なくスムーズに申請が完了できます。


申請完了(最後の申請するのボタンを押下すること)後の注意点ですが、一旦申請を完了すると補正指示が出ない限り申請内容の修正ができません。

補正指示が来た場合の修正はマイページの「詳細」から「修正する」ボタンで始めます。「修正する」の隣の「取り下げる」ボタンを押すと申請できなくなりますので注意してください。

補正指示は登録したメールアドレスに連絡が来て、補正の詳細はマイページの「詳細」のボタンを押すと補正指示の詳細内容が出ます。

具体的な指示はなく、この部分に問題があるので補正してくださいと言った内容の文章が出ます。


他にもいろいろな申請上の注意点、それらの解決策や申請のコツなどありますがこのくらいで。


さて、この事業復活支援金申請、数を経験し、習熟した当職でもやはり120分程度要します。

全書類を揃えて申請者の状況を十分に知っていて所要時間90分程度でしょうか。

今回の事業復活支援金は申請してそのまま給付決定が出れば申請完了から約10日後に希望の口座に入金確認できます。

申請に不備があった場合は補正指示が来ますが、それもまた申請完了から約10日後に連絡が来ます。※3月に入ってからは3日程度で補正指示が出ているようです

そして、その不備を修正して再申請後に給付決定が出ても、再申請から入金されるまでやはり約10日間かかります。

不備の補正指示を一定期間無視した場合申請が取り消されるそうです。※期間不明

★★★4月21日追記1★★★

3月に入ってから事務局で対応人数を増員したのか、補正3日以内、給付1週間、法人の場合4日程度伸びる感じでした。

しかし、4月に入り、確定申告も終わり、年度も変わったためか申請が混み合い、給付までの所要日数が2週間程度になりました。

ステータスが「申請内容確認中」から「振込手続き中」になるまでも、実際に給付されるまでも1週間程度かかっているようです。

なお、申請の取り消しまでの流れですが、初めはショートメールや登録メールアドレスに連絡が来るようです。メールの登録が無い場合は登録連絡先に電話が来ます。それらの補正指示を出したにもかかわらず一定期間補正がなされない場合に事務局から登録した書類送付先に「補正再申請期限」が明記された補正指示の書類が届きます。その期限までに補正再申請がなされないと取り消し扱いとなるようです。

★★★追記1終わり★★★


ここからは料金などの話です。

事前確認は無償で実施していますが、申請サポート成功報酬は給付額の10%に消費税です。

50万申請の方が受給できたら5万5千円です。

そしてこれはおそらく士業の方の誰に頼んでもほぼ同じで、いわゆる相場です。

この金額を安いと思うか高いと思うか、それとも適正と思うかですね。

★★★4月21日追記2★★★

事前確認機関の中には事前確認も有償というところがあるようです。事前確認のみで顧問先で2万円、新規の方で5万円を要求されたそうです。それも一応、契約自由の原則から双方の合意があれば合法であり、あくまでも経営方針ということになりそうです。しかし、事前確認に「成功報酬」はおかしな話だと感じます。事前確認は「事実証明」であって、そこに成功失敗が無いからです。

また、事前確認機関に登録していないにも関わらず事業復活支援金の申請支援をしますと話を持ち掛けて「事業復活支援金事務局コールセンターに電話でID等を取得して伝達、事前確認及び申請サポートは他所に丸投げ」をして成功報酬を請求している方もいるようです。そしてその成功報酬も恐らく給付額の30%と消費税と推測されます。これもまた、「成功報酬」として請求するのは無理がある話ですし、流石に悪質です。


事前確認は基本的に無償で、任意契約において支援する際も申請者の状況を鑑みて高額請求はしないようにと経済産業省からお願いされています。

体よく断るための方便として高めに料金提示をして、その額で承諾された方から報酬を受け取るのは構わないと思いますが、「成功報酬」として請求するのであれば相談者の申請及び給付に寄与した度合い、成功に貢献したことに第三者が頷けるように尽力して欲しいものです。


この追記は注意喚起と自己の理念の発露であって愚痴ではありません。

これから事前確認、申請のサポートを検討される方はご注意ください。

★★追記2終わり★★★


※ここからは営業ですw

苦労して申請要項を読み、悩みながら書証を集め、迷いながら申請完了して、補正指示が来て、なおさら悩んで修正して再申請、それで補正が来たら・・・至急迄相当に時間がかかりそうですね。

当職にお任せいただければ平日日中に限らず可能な日、可能な時間帯であれば対応し、特殊な案件であっても最後まで伴走し、不給付であれば無報酬、入金後の成功報酬11%を得るために尽力します。

無料で相談を受け付けてくれるところはそこまで親身になれますか?

そこまで責任を持てますか?

そこまで依頼者に寄り添えますか?

あなたが支援者であったなら無償でやりますか?


我々、士業の人間の商品は「知」です。

そこに対価を支払う方には当然に力をお貸しします。

商品である「知」の提供を受けながら対価を支払わないのは何と呼べばよいのでしょう?

事業復活支援金を受給できる方、申請する方は事業者です。

自己の商品又はサービスを提供して利益を得ることを生業としている方々です。

事業者たる者、自己の商品またはサービスを無償提供しますか?

飲食店に入って「無料で提供できますか?」と聞きますか?


事前確認だけでよいのであれば無償で受けます。

これは開業依頼ほとんど営業機会を得られなかった当職の貴重な営業機会だからです。

事業者が利を得るために試供品やお試しの機会を頒布するのと同様のことです。


労力を最小で適正な手続きで給付を受けたいのであれば11%の報酬をお願いいたします。

申請サポート依頼が殺到してしまった場合は全てをお受けできないかも知れません。

もうすでに3月第1週の予定は埋まってて、第2週は半日しか空いてません。

※4月21日現在、山形県の申請サポートは5月中旬まで埋まりつつあり、当職個人も予備試験を控えつつも土日夜間なども対応して追い使いない感じです。


もちろん、事前確認だけでもよろこんでお受けいたします。

お早目のご決断とご連絡・お申込みをお待ちいたしております。

行政書士事務所 ALL C's

「希望の種」を育み「不安の種」を取り除く ・自由に仕事をしたい ・会社社長になりたい ・事業を拡大したい ・後継者を見つけたい ・ハッピーリタイアしたい ・安心できる終活をしたい ・先の不安を相談したい あなたの夢の実現と不安の解消のために伴走いたします 山形県米沢市で活動する行政書士・事業承継士 渡部 忍のサイトです。

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